腰痛があると日常生活動作や長時間座ることが辛くなってしまいます。
それだけではありません。
腰痛は睡眠時にまで大きな影響を与えることがあります。
実際、腰痛持ちの人の睡眠状況を調べたところ、痛みのない人に比べて睡眠時間が42分短く、睡眠の質は43%悪化することが報告されています。
腰痛が睡眠状況を悪化させると言っても過言ではありません。
さて、そんな腰痛持ちの方が少しでも楽に眠れる睡眠時の姿勢について紹介いたします。
寝姿勢で腰への負担を軽減
先述のとおり、腰痛のせいで睡眠時間や睡眠の質は低下してしまいます。
腰の痛みで夜中に目が覚めたり、腰の痛みでなかなか寝付けなかったりするからです。
そんな腰痛ですが、姿勢を変えることで腰の負担が軽減し、快適に眠れるかもしれません。
一番のおすすめは仰向け寝
まずオススメできる姿勢は仰向け姿勢で寝ることです。
仰向け寝は、腰や内臓への負担も少なく1番ラクな寝姿勢と言われています。
問題がなければ仰向けで寝るようにしましょう。
ただ普通に仰向けに寝ると腰が痛いと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は膝の下にクッションなど厚みのある物を置くのがポイントです。
膝の下にクッションを置くことで腰の負担が軽減することができます。
腰痛持ちの方は仰向けに寝るときには膝の下にクッションを入れることを忘れないようにしましょう。
横向きがラクな方は横向き寝でもOK
仰向けが良いといっても、どうしても横向きの方が落ち着くって方もいらっしゃるでしょう。
その場合は横向きに寝ても構いません。
横向きで寝る場合は両足の間にクッションや枕などを挟んで寝るようにすると腰への負担を軽減することができます。
ただし、横向きで寝る場合に気をつけなければならないのは枕の高さです。
普通の枕の場合頭の位置が低くて背骨が歪んだ状態で寝ることになってしまいます。
そのまま長時間寝ることで腰に負担が掛かってしまいます。
横向けで寝る場合は仰向けで寝る場合よりも少し高めの枕を使いましょう。
高めの枕を使って頭、首、背中がまっすぐになるようにするのがポイントです。
腰痛持ちの方が横向けに寝る場合は、
- 太ももの間にクッションを挟むこと
- 高めの枕を使うこと
を忘れない様にしましょう。
腰痛持ちはうつぶせ寝はNG
逆に腰痛持ちに一番オススメできない寝る姿勢はうつぶせ寝です。
うつ伏せに寝ることでどうしても腰が反った状態になり、背骨に負担が掛かってしまいます。
また、胸や内臓が圧迫され悪影響を及ぼす可能性がある為、極力避けることをおすすめします。
腰痛持ちの方はうつぶせ寝を避けるようにしましょう。
自分に合った寝姿勢を
腰痛持ちの方を悩ませる睡眠時の姿勢ですが、
- 膝の下にクッションを置いて仰向けで寝る
- 太ももでクッションを挟み高めの枕を使って横向きで寝る
という寝方を試してみてはいかがでしょうか。
腰痛持ちの方の睡眠状態を改善するには腰への負担が少ない姿勢で寝ることが大切です。
睡眠改善のために寝る時に姿勢を意識してみてはいかがでしょうか。*1