夏の暑い日にアイスクリームや冷たいビールを飲むのが暑さを和らげるのに効果的だと思われますが、実は逆効果となっている可能性があることをご存知でしょうか?
体温を上げてしまう食品
以下は暑さを和らげるはずが、逆効果になってしまう可能性があります。
アイスクリーム
アイスクリームを食べている時は冷たい感覚を与えますが、消化が始まると、食べ物を消化するエネルギーを供給する為、カラダは暖かく感じます。
また、アイスクリームには脂質が多く含まれます。脂質は消化器官をゆっくりと移動することで知られ、脂質を消化するには、より多くのエネルギーを必要とし、体温を上昇させる傾向があります。
全粒穀物
玄米や全粒粉を使った食品は栄養価が高く健康を目的として食べられています。
しかし、これらは消化するのが難しく、消化に多くのエネルギーを必要としカラダ暖かくする可能性があります。
ビール
アルコールは血管を拡張させ血液の流れが良くなることで、肌が紅潮し熱を感じます。
これらは一度にどれくらいのアルコールを消費するかによっても異なります。
またアルコールには利尿作用があり、この時期特に脱水症状には注意が必要です。
暑さを和らげる食品
暑さを和らげる食品には以下のようなものがあります。
スイカ
カラダを冷やす原則として、食品中の水分含量が高いほど、温度を下げる効果が高くなると考えられます。
スイカには水分が詰まっており、消化の際のエネルギーを多く要しない為、熱産生も少なく暑さを和らげるのにおすすめです。
葉物野菜
ほとんどの生の果物や葉物野菜の80〜95%は水分であり、多くの水分を含むものは消化が非常に簡単で消化器系をすばやく通過します。
葉物野菜もスイカと同じく消化する際のエネルギーが少ない為、熱の産生も少なくなります。
香辛料
辛い食べ物はカラダを冷やすといわれており、赤道に近い熱帯の国々では辛い料理が広く普及しています。
香辛料には汗をかかせる発汗作用があり、汗が肌の上で蒸発し体温を下げることができます。
辛い料理を召し上がられる際も多量の汗により脱水状態になる可能性があります。しっかりと水分補給をしながらお召し上がりください。